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  • 2022年4月22日

【初心者】パーソナルトレーナー向け【解剖学の本】を紹介!|Dr.トレーニングスクール

武田駿平

武田 駿平

こんにちは!
Dr.トレーニングで「歩く解剖学/歩くプロメテウス」と呼ばれている、Dr.トレーニングスクール大阪校講師の武田です!

今回は解剖学の本を紹介していくわけですが、そもそも解剖学はなぜ必要なのか?
パーソナルトレーナーがお客様に教えていくのは、トレーニングや栄養などであって、解剖学を教えていくわけではないですよね??

解剖学を学ぶ理由、学ぶ必要性は色々あるかなと思います。
今回のブログでは、初めに武田が考える解剖学の必要性、学ぶ楽しさについて話をしてから解剖学の本の紹介に入っていこうと思います。
少しでも多くの人が解剖学の魅力に惹かれてくれたら嬉しいです。笑

 

解剖学とは?

トレーナーとして活動していく中で解剖学の他にも生理学や運動学、栄養学など体について様々な学問を学んでいくと思います。

その中でも解剖学は「人の身体を分解すると何があるのか」について学ぶ学問だと思っています。
表面には皮膚があって、その下には筋肉/骨/内臓/神経/血管などが存在しています。
そして、それぞれに役割があって、その役割はどういったものがあるのか。を学ぶことができます。

 

パーソナルトレーナーに解剖学が必要な理由

解剖学だけを学んでもすぐに現場で活きるものではないと思っています。

学校などに通うと、解剖学は大切だからまず暗記しなさい。
みたいに言われることも多いです。

たしかにパーソナルトレーナーとして解剖学は大事。
ここから読み進める前に、解剖学は「なぜ大事なのか」を僕なりの視点を含めてお話します。

解剖学は「人の身体を分解すると何があるのか」を学ぶだけであって、それが現場でどうこうできる内容ではないです。
勉強を進める中で、解剖学以外にも様々な分野を学んでいるとごっちゃになってしまう傾向があります。
まずは、解剖学はどういった学問なのか。という特徴を把握して忘れないようにして勉強を進めていきましょう!

 

なぜ解剖学を学ぶのか。

それは、様々な知識/知恵の大本となるからです。

生理学は、「生物の理科」
どのようにエネルギーを生み出して、活用するか。みたいなエネルギーのやり取りについて学びます。
エネルギーを生み出すには、栄養を摂取することが大切で、その摂取したエネルギーを身体の中にどのように取り込むのか。この段階で「内臓」についての知識が必要となります。

そして、今度はエネルギーを使用する際に「筋肉」はどのようにエネルギーを使っているのか。を知るために筋肉に関しての知識が必要となります。
そして、生理学で学んだ内容を僕らトレーナーは、「エンデュランストレーニング」という持久力のためのトレーニングに繋げることができます。

解剖学を元として、生理学を学び、その生理学の知識が現場で活用できるトレーニングの知識に変換することができます。
解剖学はあくまで基礎知識であり、そこに生理学や栄養学/バイオメカニクス。などの知識が加わることで、現場でクライアントの問題解決するために必要なトレーニングやケアに関する知識に変換することができます。

僕としては、解剖学を学ぶのであれば、その先の何を学びたいのか。
を明確にした上で取り組むことが大切になるかと思います。

 

解剖学をパーソナルトレーナーとしてどう使うのか?

ボディメイク/ダイエットについて興味があるのであれば、
体重の調整をするために栄養学の知識が必要となり、その栄養を体に取り込むためには内臓が働かないといけないです。

どのように取り込み、体に影響を及ぼすのか。そしてどうすればより効率よく摂取できるのか。ここで栄養学と内臓の役割を知る。
そして、ボディメイク(特に女性)で綺麗に見せるためにはニュートラルアライメント(正常な関節の位置、骨の位置)について知ることで「魅せる」ことができるようになります。
そのためには、何が原因で関節のポジションが異なっているのか。を学ぶために筋肉やその他の軟部組織の位置関係や特徴を知っている必要があります。

またボディメイクのトレーニングでは、いかに非効率にその筋肉だけを狙って効かせるか。のようなことも大切になるため「筋肉」の役割について理解しておく必要があり、それをボディメイクトレーニングに活かすためにバイオメカニクス(運動学)の要素も必要になってきます。

 

 解剖学の本を選ぶ2つのポイント

①内容の分かりやすさ

②情報量

まずは、この2つかと思います。
様々な選ぶ理由があるかと思いますが、「内容の分かりやすさ」と「情報量の多さ」この2つは外せないかと思います。
純粋な解剖学の話では、根本の知識の部分が大きく変わることはほとんど無いです。
そのため、どの解剖学の本でも多少の違いはあれど、ほとんど変わらないため分かりやすさや情報量をもとに自分の理解できる本を選ぶといいでしょう。

「内容のわかりやすさ」

解剖学は各組織について学ぶ学問のため、まずはその組織についてを明確にイメージできるようにする必要があります。
内容というのは、文字も含みますが、筋肉や内臓、関節などの絵の分かりやすさも大切です。

「情報の多さ」

解剖学を学ぶ上で、情報量もとても大切です。
情報が乏しいことでデメリットはありますが、情報が多い上でデメリットはまずないです。
そして、様々な分野と結びつけるためにも1冊の解剖書から得られる情報量は多い方が良いです。

全部丸々暗記は難しいかもしれませんが、情報量が多い本が手元にあると勉強する際の辞書としても後々活用できます。

 

初心者におすすめの解剖学の本を紹介

本来であれば、簡単な解剖学の本を進めることが多いのですが、先々のことも踏まえて実際に僕が持って学んでいる参考書の中からおすすめの本をお伝えしていきます。

1.プロメテウス解剖学アトラス

https://www.amazon.co.jp/dp/4260025341/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_C46B40DFDZ23D620FWWR?_encoding=UTF8&psc=1

解剖学といえば!というような参考書です。
イラストがとても綺麗で内容も分かりやすいです。
ただ、他の解剖書と比べて情報量が少し少ないのが難点かと思います。
アナトミー解剖学アトラスは、イラストも綺麗で分かりやすさはあるので僕自身は他の解剖書とセットで勉強に使用しています。

 

2.ネッター解剖学アトラス

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ネッター解剖学アトラスも僕が持っている本の1つですが、
この本は「図が何よりも分かりやすい!」

他の解剖書と比べても文字情報は少ないのですが、図の分かりやすさ/1つの図から得られる情報が段違いで多いです。
もしも、自分の頭の中でイメージを持ちながら学びたいのであれば、これ以上に良い本はないと思っています。

 

3.解剖学カラーアトラス

https://www.amazon.co.jp/dp/4260024434/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_34R5S5M0H0YKWZY955XS

最後は解剖学カラーアトラスです。
他の2つと違って、図がイラストではなく写真であることが特徴です。
イラストに比べて写真に方が分かりにくい部分もあるのですが、実際の解剖を見ることができるのでより鮮明にイメージが沸きやすくなるかと思います。

 

とにかく解剖学を優しく取り組みたい方へ

本来はこの3つで終わるのですが、
初めて取り組む方で、情報量などを無視して分かりやすさ、取り組みやすさだけで選ぶのであれば、下記です。

1.骨単/肉単/臓単/脳単シリーズ

https://www.amazon.co.jp/dp/4860430506/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_R2JTV5YE6ZT5RWYEPVA5

このシリーズは、とにかく分かりやすいです。
情報量などは少ないのですが、とっさの辞書がわりなどにいいかと思います。

 

2.イラスト解剖学

https://www.amazon.co.jp/dp/4498000447/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_7QXSYRBJZ92E4J1YFM5M

独特なイラストとともに解剖学が解説されているのですが、解剖学に苦手意識がある方などにはおすすめの本です。

 

「ちゃんとやれば覚える」解剖学の勉強法

解剖学の特徴をまずは押さえて忘れないこと。
そして、最終的にどこに繋げたいのか明確にした方が初めは取り組みやすいです。

「暗記」という部分は変わらないのですが、根本のなぜ学ぶ必要があるのか。という部分が曖昧であれば理解もしにくいです。
本から学ぶ観点で言えば、深くまで記載している解剖書と簡単に記載されている本の2冊で学ぶようにすると活用しやすいです。

解剖学を学ぶ上で、学び方は人それぞれですがイメージを明確に持てるようにするために、イラストを書いたり、自分の体に筋肉のラインを記載したり触診しながら勉強するのも1つです。

人によって覚えやすさは違うので、
「口に出して勉強する」「実際に書いて勉強する」「イラストや写真をみながら勉強する」など自分にあったものを探してみてください。

ただ文字だけで勉強するよりもイメージの鮮明さも大事になってくるので、ぜひ五感を使って学んでみて下さい。

 

まとめ

今回は解剖学をなぜ学ぶのか。おすすめの解剖書などを紹介していきました。

結論:解剖学は暗記種目

というのは、変わらないのですがどう繋げるのか。解剖をイメージできているのか。という部分が大切で、それが理解できているだけでも勉強の効率は変わってきます。
苦手意識を持っている方は、そこを明確にしてから取り組んでみると良いのでは無いでしょうか?

もしも、解剖学を勉強する上で困っていたら僕まで連絡頂けたら、いくらでもお話します!!

https://twitter.com/take_syun60?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

Dr.トレーニングスクール|梅田校講師 武田駿平
【取得資格】
・NSCA-CPT
・NESTA-PFT
・JATI-ATI

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